【広告・PRを含みます】

キャンプやBBQで当たり前のように使っているクーラーボックスですが、その始まりは意外にも「アウトドア用品」ではありませんでした。今回は、クーラーボックス市場で長い歴史を持つ老舗ブランドの中から、ColemanとIglooの誕生秘話を紹介します。知っていると、次のキャンプでちょっと話したくなる豆知識です。
※本記事は複数の比較サイト・販売ページの情報を比較・分析して紹介するコラムです。

クーラーボックスの歴史コラム、リード画像

目次

  1. Coleman、始まりは「ランプのリース業」だった
  2. Igloo、始まりは労働者向けの「金属製ウォータークーラー」
  3. 世界初の全プラスチック製クーラーボックス
  4. 老舗ブランドの歴史が今の商品ラインナップに与えた影響
  5. まとめ

1. Coleman、始まりは「ランプのリース業」だった

Colemanの創業は1901年、アメリカ・オクラホマ州にさかのぼります。創業者のウィリアム・コフィン・コールマン氏が始めたのは、なんとガソリン式ランプのリース事業でした。1914年からはガソリン式ランタンの自社生産を開始し、この照明機器が世界規模でのブランド認知拡大に大きく貢献したとされています。

転機が訪れたのは1923年です。コールマン氏はオートキャンプの将来性にいち早く着目し、キャンプストーブを開発しました。ここから同社は照明機器メーカーからアウトドア用品全般のメーカーへと事業を多角化していきます。日本上陸は1976年で、以来「機能性」「安全性」「デザイン性」を備えた製品開発を続け、日本のアウトドア市場でも確固たる地位を築いています。

  • Colemanは「照明機器メーカー」から出発し、キャンプストーブの開発を機にアウトドア用品全般へ多角化した

現在のColemanのクーラーボックスは、今回紹介しているように用途・容量・保冷力のバリエーションが豊富なラインナップになっています。

Coleman章の後、Igloo章の前の挿絵

2. Igloo、始まりは労働者向けの「金属製ウォータークーラー」

もう一つの大手ブランドIglooの創業は1947年、小さな金属加工工場からのスタートでした。当初の目的は、建設現場や油田で働く労働者たちに清潔な水を届けることであり、それまで使われていた木製バケツに代わる金属製ウォータークーラーの開発を目指したのが始まりです。

創業当初の従業員はわずか2人でしたが、現在では約1,200人が勤務し、テキサス州に180万平方フィートという広大な敷地を持つまでに成長しました。アメリカでは「家庭の4軒に3軒がIgloo製品を所有している」と言われるほど、生活に浸透したブランドになっています。

  • Iglooは「労働者向けの給水設備」から出発し、後にクーラーボックスの世界最大手へと成長した

Igloo章の後、全プラスチック製章の前の挿絵

3. 世界初の全プラスチック製クーラーボックス

Iglooの歴史の中でも大きな転換点となったのが1962年です。この年、Iglooは世界初となる全プラスチック製クーラーボックスを発売しました。それまで金属製が主流だったクーラーボックスの世界に、軽量で錆びにくいプラスチック製という新しい選択肢を持ち込んだことになります。1971年までにはサイズ展開も拡充され、現在の豊富なラインナップの礎が築かれました。

Iglooは独自開発の断熱材「ウルトラサーモ断熱材」も特徴で、「6日間入れた氷が溶けない」という高い保冷性能を実現しているとされています。この記事の保冷持続時間の実測検証でも紹介した通り、断熱材の工夫は今も昔もクーラーボックスの性能を左右する最重要ポイントであり続けています。

  • 金属製が主流だった時代に全プラスチック製という新素材へ切り替えたことが、Iglooの大きな転換点になった

Coleman・Iglooに共通するのは、どちらも「実用品」からスタートし、後にアウトドア市場での多角化・ブランド化を遂げたという点です。現在のクーラーボックス市場を支える技術の多くは、こうした試行錯誤の積み重ねの上に成り立っています。

8,000円台〜のクーラーボックス比較|大容量ハードと高保冷ソフトの実力【広告・PRを含みます】 「連泊のキャンプでも氷を溶かしたくない」「大人数のBBQでたっぷり冷やせる容量が欲しい」——そんな本格的なニー...

老舗ブランドの影響章の前の挿絵

4. 老舗ブランドの歴史が今の商品ラインナップに与えた影響

Coleman・Igloo両ブランドが100年近い歴史の中で培ってきた技術は、現在の商品ラインナップの豊富さにも表れています。Colemanは照明機器メーカー時代からの「実用性重視」の思想を受け継ぎ、キャスター付きの大容量モデルから軽量な小型モデルまで、シーンに応じた幅広いラインナップを展開しています。Iglooは1962年の全プラスチック製クーラーボックス発売以降、断熱材の改良を重ね続け、現在のウルトラサーモ断熱材のような高性能素材の開発につなげてきました。

こうした老舗ブランドの技術は、後発の日本メーカーやガレージブランドにも影響を与えています。近年人気のChillCampingのような日本発のブランドも、断熱材の厚みや構造を工夫することで独自の保冷力を打ち出しており、老舗の技術的な系譜と、新興ブランドの創意工夫が組み合わさって今のクーラーボックス市場が形作られていると言えます。

  • 老舗ブランドの技術的な蓄積が、今の幅広い商品ラインナップの土台になっている

5. まとめ

Colemanはランプのリース業、Iglooは労働者向けの金属製ウォータークーラーという、どちらも一見クーラーボックスとは関係のなさそうなところから歴史が始まりました。1962年のIglooによる世界初の全プラスチック製クーラーボックス発売という転換点を経て、現在の多様なラインナップへとつながっています。次にクーラーボックスを選ぶときは、こうした歴史の積み重ねの上に今の製品があることを思い出してみてください。

自分に合った1台を探したい場合は、価格帯別の比較記事もぜひ参考にしてください。

〜3,000円台で買えるクーラーボックス、携帯性重視の4台を比較【広告・PRを含みます】 「部活の練習用に飲み物を冷やしておきたい」「お花見やピクニックで少し使うだけだから、高いものはいらない」——そ...
4,000〜8,000円のクーラーボックス比較|ソフト大容量とハード入門【広告・PRを含みます】 「格安帯だと保冷力が心もとないけど、本格的なハードクーラーはまだ早い」——そんな中間ニーズに応えるのが4,00...